ハイクラス副業

九州大学で大学発ベンチャー企業設立に伴走する事業化プロデューサー(プレCxO)を副業で募集

1911年の創立以来、国内最大級の研究機関として、最先端の研究に取り組んできた九州大学。経済産業省の調査(※1)によると、国内の大学発ベンチャーの設立数は2020年度に過去最高を記録するなど、注目が高まっている。また九州でも、地元発のベンチャーキャピタルやベンチャー支援組織が多数発足し、大学発ベンチャーの設立に向けて、資金調達やパートナー連携のサポートを実施している。九州大学においても大学発ベンチャーの設立支援を強化するために、スタートアップ・エコシステムのプラットフォーム構築に取り組んでいる。今回は、その一環として研究成果に基づく事業創造を目指す研究者に伴走し、事業化をビジネス面から推進する事業化プロデューサー(プレCxO)を副業で募集する。

必要なのは「資金」そして「人材」目指すは、スタートアップ・エコシステムの構築

「ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター」センター長  高田 仁(たかた めぐみ)さん

「ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター」センター長 高田 仁(たかた めぐみ)さん

一般的に大学発ベンチャーが研究成果を事業化するまでの道のりには、「魔の川」や「死の谷」と呼ばれるギャップがある。そのギャップを埋めるために、アントレプレナーシップ溢れる人材が事業化の可能性を探索的に見出すとともに、不足する資源をギャップファンドなどが補いながら可能性を追求するなど、ヒト、モノ、カネをいかに集められるかが肝となる。

「だからこそ、九州大学では研究費と民間投資の間にある資金的ギャップを九州・大学発ベンチャー振興会議等の外部支援組織と連携したギャップファンドで埋めながら、事業化のPoC(Proof of Concept;概念実証)を進めるシステムを強化し、有望な大学発ベンチャーの創出を目指してきました」そう語るのは、九州大学大学院経済学研究院教授の高田 仁さんだ。高田さんは、大学教授を務める傍ら、九州大学の副理事として産学官連携やアントレプレナーシップ教育を推進するなど、九州エリアにおけるスタートアップ支援の中心を担っている。

資金については、この10年ほどの間に、国レベルや地域レベルで大学発ベンチャーを支援する枠組みが整ってきた。そこで次に課題となってきているのが、間違いなく「人材」であると高田さんは語る。

「大学における研究成果を事業化するためには、先端の研究に広く関心を持ちつつ、不確実や失敗に寛容で、情熱を持って社会をより良い場所へと変革させようとするアントレプレナー人材が不可欠です。私がこれまで見てきた中でも、研究者はあくまで研究を突き詰めることに専念し、事業化はビジネスのプロに任せる。そこに良い人材が入り、そのサイクルが回ってくるとグッと事業化への道が近づきます」高田さんは、研究者のパートナーとして研究の価値を理解し、さらにその成果を市場に受け入れられる形に適切にリードし、伴走できる人材の必要性を強調した。

その先に目指すのは、この地域で多様なイノベーションを育むスタートアップ・エコシステムの構築だ。その舞台装置の中心人物はもちろんアントレプレナーだが、それに加えて地元の産業界、リスクキャピタル、行政、そして大学の5つのステークホルダーがシームレスに連携する環境を作り上げるのが高田さんの究極の目標。「今回の事業化プロデューサーには、まさにエコシステムの中心人物として大いに腕を奮っていただきたい」と今回着任する人材へ大きな期待を寄せている。

事業化プロデューサーに必要なのはスキルではなく、想い

「九州大学 学術研究・産学官連携本部」教授・副理事  大西 晋嗣(おおにし しんじ)さん

「九州大学 学術研究・産学官連携本部」教授・副理事 大西 晋嗣(おおにし しんじ)さん

今回募集する事業化プロデューサーは、プログラムに採択された研究者等のチームにジョインし、ビジネスプラン策定やマーケット調査などを行い、ベンチャーキャピタルや事業会社などの外部機関とも連携しながら事業化を進める。最後は投資家や企業へ事業プランを発表し、フィードバックを受けて今後の進路を検討していくこととなる。

プログラムをバックアップしていくのが、大西 晋嗣さんを中心とした学術研究・産学官連携本部のチーム。「プログラムは3月で終了となりますが、その後も継続的に関わり、将来的に九州の地でCEOとなっていただくことも期待しています」と今回募集する人材と事業の行く末に想いを馳せる。

「副業でできるのか?と感じられる方もいるかもしれませんが、このフェーズで専業の経営人材がいることの方が稀。事業化率は約3割といわれる中、専業で入ることのリスクもあります。また、副業であるからこそ、本プロジェクトに関われる方の幅も広がります。本業の知見やネットワークを生かし、コラボレーションが生まれるなど相乗効果も期待しています」と大西さんは期待を寄せる。

事業化というと、戦略コンサルや事業開発などの経験が必要だと捉えられがちだが、マストではないという。「九州大学では、アントレプレナーシップ教育を体系化していますし、今回は九州大学や外部機関がメンターとして伴走します。何よりも大切なのは、想いの部分。最先端技術の事業化は、時にハードでコンタクトスポーツと呼ばれることもあります。自らも研究に関心を持ち、研究者のパートナーとなって、失敗を重ねながらも事業化の可能性を模索し続ける。スキルよりも、そんな気概のある方が理想です」(大西さん)

そんな大西さんも、かつては企業の研究開発部門に所属していたが、研究の幅の狭さを感じ九州大学の門を叩いた。「大学の研究プロセスには夢があります。そこから生まれる技術や知見を社会に事業化という形で還元する。これこそが大学発ベンチャーの意義です」と大西さんは語る。

最後に、今回の事業化プロデューサーへの期待を、大西さんはこう話す。「大学発ベンチャーには、いい意味で失敗が許容される文化があります。日々学び、チャレンジし続ける。このアグレッシブさから得られる経験は何物にも代え難く、将来起業や事業開発を考える方には絶好の機会です。ぜひ、そんな想いを持った方とご縁があれば嬉しいです」

※今回の九州大学での副業求人は、パーソルイノベーション株式会社が運営する地方特化型副業マッチングプラットフォーム「Loino(ロイノ)」上にて掲載しております。詳細は以下のリンクよりご覧ください。

募集は終了いたしました

※必ず現勤務先の副業関連規定をご確認の上、ご応募ください。

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